About

Co-convenors
伊藤誠一郎 大月短期大学(経済学史)
後藤はる美 東洋大学  (近世イギリス政治史)
野原慎司  東京大学  (経済思想史)
正木慶介  早稲田大学 (近代イギリス政治史)
山本浩司  東京大学  (近世イギリス経済史)
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経済をいかに捉えるかにあたって、経済史が歴史的現実を扱うとすれば、経済学史は歴史的現実に影響を与えた限りでの経済の諸理念を扱う。おおよそ理念は歴史に働きかけるのであり、歴史と理念は手を携えて歩む。
                                                                 そうであるならば、経済史と経済学史の間にも対話が必要なことになる。政治史と政治思想史との間にも同様の対話が必要となろう。歴史なき理念は空虚であり、理念なき歴史もまた空虚だからである。
                                                                 かつて西洋経済史の祖William Cunninghamが指摘したとおり、経済史とは限定された問いを扱うものではなく、経済的事象をつうじて人間社会のあらゆる側面を俯瞰・分析するものである。また、かつて、我が国では、小林昇と大塚久雄の間に研究上の対話があり、それは両者の研究に資するものであった。ただ、近年では、研究の細分化の進展とともに、経済史と経済学史の間にも、また隣接諸学の間にも間隙が広がっている。
                                                                 再び、歴史に理念を取り戻し、理念に歴史を取り戻すためのささやかな試みとして、経済史・経済学史・政治史・政治思想史の研究者を参集して、研究会をここに組織したいとわれわれは考えている。なお、近年の研究の国際化の進展に即する形で、国際発表・論文投稿などの足場になればともわれわれは考えている。
                                                                 設立趣旨というものは、当初の設計図でしかない。何かが持続し、発展していくにつれて「意図せざる帰結」をもたらすのは歴史研究者だれもが知るところであろう。この設立趣旨を「足かせ」ではなく「足場」にして豊かな議論が生まれることを願ってやまない。
                                                                2015年新春
                                                                 野原慎司
山本浩司

 

*本セミナーは、東京大学経済学研究科、日本経済国際共同研究センター(CIRJE)に所属し、当センターの支援をうける研究事業の一つである。

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